貴方のためだけに

灯そうと思ったから、消すときもまた……貴方のためだけに……

少女曰く天使
「茜は…………天使だと思う」
アスファルトには天使の落書き……それは少女の一人遊び
小さな背中には翼を隠し……この廃墟で風を待っている

少女の蝋燭が灯った時に……嗚呼 母親の蝋燭は消えてしまった
「この世に灯る灯の数が決められているなら私は何を照らすためにあるの?」ah……

嗚呼ルールでは天使の囁き……それは少女の一人遊び

父親の名前さえろくに知らない……嗚呼 母親は顔以外何も知らない
「この世に灯る灯の数が決められているなら私は何を照らすためにあるの?」ah……
リキかわいい